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機械ボーリング
地盤にφ66mm程度の孔をあけ、標準貫入試験や孔内水平載荷試験等の各種データを取りながら目的に応じ掘り進めていきます。採取した土や岩盤を観察した結果と合わせて地盤を総合的に評価します。
標準貫入試験|規格:JIS-A-1219
ボーリング孔を利用して深度1m毎に63.5kgのハンマーを760mmの高さからアンビルに落下させ、SPTサンプラーを30cm打ち込むのに要する打撃回数(N値)を測定します。N値は地盤強度特性の推定に幅広く利用されています。
孔内載荷試験|規格:JGS-1531
ボーリング孔を利用して孔壁面に一様な圧力を載荷し、水平方向の変形係数、降伏応力及び極限圧力を求めます。試験結果は杭の設計などに用いられます。
サンプリング
地中深部の地質観察や室内試験に供する「乱れの少ない」試料を採取するものです。土の硬軟・粒径に応じたサンプラーにより採取された試料は、含水や振動による性状の変化がないよう慎重に試験室に持ち込まれます。
単孔を利用した透水試験|規格:JGS-1314
ボーリング孔を用いて、地盤の透水性を求めるもので、水位を一時的に低下・上昇させ、平衡状態に戻るときの水位変化を経時的に測定する非定常法と、揚水・注水して水位一定となる流量を測定する定常法があります。
比抵抗二次元探査
地盤に直流電流を通じた際に生じる電位応答から地下の比抵抗分布をを求めるもので、目的や探査深度に応じて電極配置と側線長を決めます。試験データは有限要素法・逆解析によりによりモデル断面として出力され、地下構造の推定に利用します。
常時微動測定
地盤の微小な振動を測定し、卓越振動数や増幅特性の推定や評価を行います。多数の観測点で同時に常時微動を測定(微動アレイ探査)することで、地下のS波測度構造を推定することも可能です。
地盤の弾性波測度探査|規格:JGS-1122
ボーリング孔を用いて、地盤内を伝搬する弾性波(P波・S波)を測定し、速度層境界の決定と速度の算定を行うもので、ダウンホール方式と孔内起振受信方式の種類の手法が広く用いられています。
地下水検層
ボーリング孔を用いて、食塩水等の電解質溶液におきかえた孔内の電気抵抗の変化を測定することにより流動層を検出する方法で地すべり調査などで用いられます。
孔内温度検層
ボーリング孔を用いて、孔内の地下水温度を強制的に上昇させ、深さ方向の温度分布を時間ごとに測定し、孔内の湧水・逸水などの地下水流動や、地層の透水性について評価する指標として利用します。
土質試験のための乱した土の試料調整|規格:JIS-A-1201
土質試験のために採取した粒径75mm未満の乱した土は、試験に応じ「四分法」で試料を調整します。「四分法」とは均等に広げた試料を4等分し、隣接しない2個を選び、再び均等に広げ同じ作業を繰返し試料を調整する方法です。
地盤材料の工学的分類|規格:JGS-0051
観察結果や粒度試験、液性・塑性限界試験結果から,大分類,中分類,小分類として目的に応じた段階まで工学的分類を行います。
土粒子の密度試験|規格:JIS-A-1202
土粒子の密度とは、土を構成する土粒子部分の単位体積当りの平均質量で表します。
以前は”土粒子の比重”ということで求められていましたが、水の密度は水温により変化するため、土粒子の比重の値も水温により変化することとなり、水温の変化に影響されない土粒子の密度が、使われるようになりました。
土の含水比試験|規格:JIS-A-1203
土に含まれる水分と土(乾燥土)の比を表したものです。
試験は、湿潤土の重さを量った後、110℃の乾燥機に入れ、乾燥させた後に土の重さを量って、土に含まれていた水分量を求め、水分/乾燥土×100(%)の式で求めます。土質試験の中では最も基本となる試験です。
土の粒度試験|規格:JIS-A-1204
土を分類するために、土の粒径(粒の大きさ)毎に振るい分け、重量百分率で表します。
大きく分けて、75mm~2mmまでを「礫(れき)」、2mm~0.075mmまでを「砂」、0.075mm~0.005mmまでを「シルト」、0.005mm以下を「粘土」としています。
土の液性限界・塑性限界試験|規格:JIS-A-1205
粘性土のコンシステンシ-は、たっぷり水を含んだ液状から水が少なくなるにつれて、塑性状⇒半固体状⇒固体状と変化します。それらの状態の境界を含水比を用いて区分した時、液状と塑性状の境界を液性限界塑性状と半固体状の境界を塑性限界としています。
土の湿潤密度試験|規格:JIS-A-1225
ボ-リングによるシンウォ-ルチュ-ブを用いた試料採取において、質量と体積を室内で直接測定して求める方法でノギス法・パラフィン法があります。
岩石の超音波速度測定|規格:JGS-1220
岩石の弾性波速度(P波・S波)を測定し、岩石の硬軟の度合いを把握する試験です。
土懸濁液のpH試験|規格:JGS-0211
pH値7が中性で7以下を酸性、7以上をアルカリ性としています。
試験方法は、土に水を加えて混ぜたときの濁水のpHを測ります。
試験結果は、種子の吹付け、植栽など 施工をする際の土壌の管理値として使われます。
土の透水試験|規格:JIS-A-1218
ため池の堤体材料(刃金土など)として、使えるか否かの判断に使われる試験です。
土の中の、水の通りやすさ(透水係数)を調べます。
水を通しにくい粘性土は変水位、水を通しやすい粗粒土は定水位で測定します。
土の段階載荷による圧密試験|規格:JIS-A-1217
粘土地盤の上に高盛土したり構造物を建てるような場合に、その粘土層が将来的にどのくらい沈下するのか、いつまで沈下が続くのかを計算するために必要な基礎定数を求める試験です。
圧縮指数:Cc、体積圧縮係数:mv、圧密降伏応力:Pcなどが求められます。
土の一軸圧縮試験|規格:JIS-A-1216
自立する供試体に対して、拘束圧が作用しない状態で圧縮を行ない、最大圧縮応力を求める試験です。
円柱状の供試体(高さは直径の1.8~2.5倍)を1分間に高さの1%の圧縮速さで圧縮して、最大圧縮応力(一軸圧縮強さ)、破壊ひずみ、変形係数などを求めます。
土の三軸圧縮試験|規格:JGS-0521~0524
斜面や構造物の安定解析を行う際、地盤の強度定数として必要な内部摩擦角Φと粘着力Cを求める試験です。
試験方法は大きく分けると4種類あります。
UU 試験 非圧密・非排水
CU 試験 圧密・非排水
barCU 試験 圧密・非排水
CD 試験 圧密・排水
当社では最新の全自動三軸圧縮試験機を導入し、精度の高いデータを提供しています。
突固めによる土の締固め試験|規格:JIS-A-1220
現場管理(盛土管理)で必要となる基準密度を求める試験です。
試験方法は、土に含まれる水分量(含水比)を変えた土を同じエネルギ-で突き固めて、最もよく締まる時の含水比(最適含水比)と乾燥密度(最大乾燥密度)を求めます。
締固めた土のコーン指数試験|規格:JIS-A-1228
建設機械の走行性にかかわる試験です。モールド゙内で規定された方法によって締め固めた盛土材料(土)より、コ-ン指数を求めます。コ-ン指数と建設機械の走行性の関係は、300(kN/m2)以上で「湿地ブルド-ザ」、500以上で「普通ブルド-ザ」、1200以上で「ダンプトラック」が走行可能の目安となります。
CBR試験|規格:JIS-A-1211
「路床土支持力比」とよばれる試験で、路床や路盤の強さを評価するための試験です。
路床のCBR値により、その道路の舗装構成が決定されます。
カリフォルニアの一般的なクラッシャランを所定の力で締固めた時の強さを、基準値(100%)としています。
3%以下では路床材料としては不適なので、路床改良(置換え、石灰・セメントの安定処理)が必要となります。
スクリューウエイト貫入試験(旧:スウェーデン式サウンディング試験)|規格:JIS-A-1221
荷重による貫入と回転による貫入による静的貫入抵抗を簡易に求めるものです。簡易なサウンディングの中では貫入能力に優れているため、表層部の地層確認のほか、概略調査や補足調査、構造物基礎地盤の支持力判定などに幅広く用いられます。
簡易動的コーン貫入試験|規格:JGS-1433
5kgのハンマーを50cmの高さから自由落下させ地盤の動的な貫入抵抗を簡易に求めるものです。地盤表層部の地層確認や小規模建築物基礎地盤の支持力判定などに幅広く用いられています。
ポータブルコーン貫入試験|規格:JGS-1431
粘性土や腐植土などの軟弱地盤に静的にコーン(円錐形の先端)を貫入させることで、コーン指数を求めるものです。得られたコーン指数は、建設機械の走行性(トラフィカビリティ―)を判定したり、軟弱土の粘着力の推定に用いられます。
土壌硬度試験|規格:JGS-1441
自然斜面や切土斜面、改良体やボーリング試料などの「硬度」を測定します。得られた土壌硬度は、地盤の工学的性質の判定や、植栽工・吹付工の選定に用いられます。
針貫入試験|規格:JGS-3431
軟岩の強度推定に用いられます。得られた針貫入勾配から一軸圧縮強度が推定できます。
岩盤のシュミット式ハンマー試験|規格:JGS-3411
露頭や岩盤の掘削面で試験機のハンマーを押し付け反発度を求めます。得られた反発度から、岩盤の力学特性の推定や岩級区分ができます。
現場密度試験(砂置換法)|規格:JIS-A-1214
土の密度を現場で測定する試験です。盛土の品質管理や地山の単位体積重量を求める際に用いられます。ため池や大規模土工の試験盛土にも欠かせない試験です。
現場密度試験(突砂法)|規格:JGS-1611
土の密度を現場で測定する試験です。主に粒径の大きい盛土材料において盛土の品質管理に用いられます。
地盤の平板載荷試験|規格:JGS-1521
直接基礎の構造物を構築する際、施工前に現場で基礎地盤の支持力特性を測定する試験です。30cmの円形鋼盤に安全率を加味した圧力を載荷し、時間をかけて沈下量を測定します。
道路の平板載荷試験|規格:JIS-A-1215
道路の路盤・路床などの地盤反力係数を求める試験です。結果は道路、空港滑走路の舗装設計、鉄道路盤の設計・管理、タンク基礎の設計などに用いられます。
現場CBR試験|規格:JIS-A-1222
現場における路床や路盤での現在の支持力を直接求める試験です。室内でのCBR試験同様、5cmの貫入ピストンに直接圧力をかけていきます。
簡易支持力測定(キャスポル)
4.5kgのランマーを自由落下させ衝撃加速度を測定し、地盤剛性を評価します。地盤反力係数、CBR値、粘着力、内部摩擦角などの推定値を、現場で簡単に求めることができます。